日本理化学工業(株) 大山泰弘会長の本があまりに素晴らしすぎるので是非とも紹介したい!

社員の70%以上が知的障害者の日本理化学工業

皆さんは日本理化学工業という会社をご存知でしょうか?

2008年に出版された『日本で一番大切にしたい会社』で紹介され話題になった会社です。

チョークの製造を主たる事業としている会社なのですが、なんとこの会社の従業員の70%以上が知的障害者の方達なのです。

普通ではちょっと考えられないですよね?僕もそんな事ができるのかと疑問に思いつつもこの会社に大変興味を持ちました。

今回はその日本理化学工業株式会社の会長である大山泰弘さん著書の『利他のすすめ〜チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵』がとても素晴らしい本だったので紹介しようと思います。

逆境を受け入れる

今でこそ日本理化学工業は日本でも有数の素晴らしい会社として認知されていますが大山さんは当初、経営者にはなりたくなかったそうです。

ですが、創業者である大山さんの実の父親が病を患い寝たり起きたりの生活になってしまい誰かが父を助けなければならない。そんな状況の中にありました。

当時の常識からすれば長男である大山さんの実兄が会社を引き継ぐ事になるのですが、「どうしてもやりたいことがある。」とかたくなに引き継ぐ事を拒んだそうです。そうすると嫌がおうにも家族の期待は次男である大山さんに高まっていきます。

ですが、大山さんにも教師になりたいという夢がありなかなか会社を継ぐ腹を決める事ができなかったそうです。だが、大山さんにはまだ幼い兄弟がいて誰かが食べさせていかなければならない。

そして、それができるのが大山さん以外にいなかったという事もあり止むを得ず会社を引き継ぐ事にしたのだそうです。

日本理化学工業に入るのは、私にとって「逆境」以外の何ものでもなかった」と著書に書いてありましたが、大山さんが会社を引き継ぐ決断ができたのは挫折経験から学んだ自分なりの人生訓のおかげだったという事です。

大山さんは同級生のほとんどが東京大学を目指すような新学校(現・都立日比谷高等学校)に通っており、大山さんも東大合格を目指して勉強をしていましたが合格する事は出来ず第二志望であった中央大学に進む事になります。

第一志望であった東京大学への進学の夢が断たれてしまい、大学生になってからもしばらくは失意と挫折感を感じていたそうですが、大山さんは気持ちを切り替えてこれからどう生きていくのか若いなりに懸命に考えたそうです。そして、出した結論が、

これからは逆境を甘んじて受け入れ、その境遇を最大限に活かす人生でいこう

そう考えるようになってから勉学にも趣味にも力が入るようになり、当時の恩師から「研究者の道を」と勧められることに繋がったのだと著書に書いてありました。

人というものは、必ずしも思い描いた人生を送ることができるわけではありません。むしろ、思い描いたとおりの人生などないといってもいいかもしれません。

しかし、逆境の中でも、誰かの役にたつために努力を重ねれば、周りから応援されて、100パーセントのかたちではないにせよ、自分の夢や思いを実現する道が拓けるのだと思います。

若かりしころの夢が別のかたちで実現していた。

大山さんは会社を引き継いだ事で、経営者として知的障害者と向き合い彼らを立派な社会人に育てていくことは、結果として憧れていた教師像に重なっていたという事に気付いたそうです。

私たちは得てして自分にとって不本意な事や環境に遭遇するとグチや不満ばかりを言ってしまいがちです。ですが、不本意ながらも自分を取り巻く環境を受け入れ自分を最大限に活かす術を見いだす事が自分の人生をより良くしていく秘訣なのかもしれませんね。

人のために動く

大山さんは以前、テレビ番組(※おそらくTV東京のカンブリア宮殿)で作家の村上龍さんに

誰かのためにがんばっていると、その行いがブーメランのように自分のもとに返ってくるのですね。」と言われたそうです。

迷った時こそ、人のために動く。大山さんは会社経営を通して身を以てその事を実感してきたそうです。

ときには、報われない時期が続く事があるかもしれません。しかし、それでも変わらず人のために動き続ける。そうすれば、きっと神様は見ていてくださる。

そう、私は信じています。

大山さんによると、「」という文字は「」と「」という文字が組み合わさってできており、これを「人のために動く」から「」と書くのではと考えているそうです。

人のために動けば、幸せになれる。これは本書によると科学的にも立証されている事なのだそうです。逆に言えば自分の事ばかり考えていたら人はなかなか幸せになる事ができないのかもしれませんね。

誰かの役に立ってこそ幸せになれる

本書で大山さんはこのように言っています。

人間が生きていくうえで最も大切なことはなにか。それは、とてもシンプルな事です。

「人の役にたつことこそ、幸せ」

この一言に尽きます。

自分の幸せを感じられない人というのは、得てして自分の事ばかり考えて周囲の人間や環境に感謝できない人達なのかもしれません。

自分は一人で生きているのではなく、周りの人達に支えられて生かされているという事をこの本を読んで学ぶ事ができました。

まだまだ書きたい事は山ほどあるのですが、続きは本書を読んでみて下さい。本当に素晴らしい本ですよ。絶対に読む価値ありの名著であると断言できます!


それでは今回はこの辺で!

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